M&A用語集

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あ行

アービトラージャー(Arbitrager)

一般的には、市場間・上場商品間で、同一の性格を持つ2つの商品の割安な方を買い、割高な方を売ることにより、リスクなしに鞘取りをすることを「アービトラージ(裁定取引)」といい、これを行う市場参加者を「アービトラージャー」といいます。
M&Aにおいては、買収が見込まれる企業を捜して、その株式を購入し、買収が成立して株式を売却したときの利益を狙って売買取引を行う企業買収関連株の鞘取り業者を指して用いられます。

アーンアウトディール(Earn Out Deal)

企業買収時に買収の対価を一括で支払わず、一定の条件を付けた分割払い形式とした場合の支払い義務のことをアーンアウトといい、 このような契約を盛り込んだ取引をアーンアウトディールといいます。

アウト・イン(Out-In)

海外企業が日本企業を買収することをいいます。

イン・アウト(In-Out)

日本企業が海外企業を買収することをいいます。

イン・イン(In-In)

日本企業が日本企業を買収することをいいます。

インカム・アプローチ(Income Approach)

M&Aにおける企業価値の評価方法の一つで、ビジネスにより生み出される収益に基づいてその価値を評価します。

EBITDA (Earnings Before Interest,Taxes,Depreciation and Amortization)

税引前利益に、支払利息と固定資産の減価償却費を加算したもので、近年損益計算書の利益とならんで、企業評価に多く用いられるようになっています。EBITDAは、国による税法、金利、会計基準の違いを取り除いた利益の額であるため、多国籍企業の業績を評価する場合や、異なる国の同業他社間で業績を比較する場合の指標としても用いられます。

EBO(イー・ビー・オー:Employee Buy-Out)

企業買収の形態の一つで、従業員による事業の買収や経営権の取得のことをいいます。

M&A(エム・アンド・エー:Merger & Acquisition)

M&Aを直訳すると、「合併と買収」という意味になります。実際には、規模拡大や事業撤退・縮小などのために行う、合併・株式取得・経営統合・事業譲渡・会社分割・MBOなど、様々な手法を含めた広い意味での企業間提携の総称として用いられています。

MBI(エム・ビー・アイ:Management Buy In)

企業買収の形態の一つであり、MBOの一類型です。企業を買収した投資家(バイアウト・ファンドなど)が企業の経営権を取得すると同時に、外部から経営陣を送り込んで経営を改善し、企業の再建や企業価値の向上を行います。

MBO(エム・ビー・オー:Management Buy-Out)

企業買収の形態の1つで、企業や事業部門の経営者や幹部社員が、当該事業の継続を前提として、既存オーナー(株主や親会社)から株式もしくは営業資産を買い取って、経営権を取得する方法のことをいいます。敵対的買収の防衛や子会社が独立する際に用いられます。

MEBO(エム・イー・ビー・オー:Management and Employee Buyout)

経営陣と従業員が一体となって、買収対象企業の株式を取得して、その企業の経営権を取得することをいい、MBOの一類型です。

LBO(エル・ビー・オー:Leveraged Buy‐Out)

自己資金が少ない場合であっても、買収する企業の資産や将来の収入を担保にすることで金融機関などから多額の借入を行い、企業買収を行う手法です。

黄金株(ゴールデンシェア)

拒否権という特別な権利がつく特殊な株を黄金株といい、この黄金株を一部の株主に保有してもらいます。買収者が株を買い集めて株主総会決議を支配しようとしても、この拒否権が発動されるとすべてが否決されるので、買収者がいかに株を買い集めようとも会社の支配ができなくなります。企業の買収防衛策として用いられる手法の一つです。

オブザベーションライト(Observation Right )

投資ファンドやベンチャーキャピタルなどが投資の条件として取り付ける、投資先の経営に関与する権利のことをいいます。
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