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2020/12/16

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ホームセンター大手のDCMホールディングスは、島忠への株式公開買い付けが不成立になったと発表しました。
DCMは10月2日に島忠に対し1株4200円でTOBを実施すると発表、島忠もこれに賛同し10月5日から買い付けが進められていました。

しかし、10月29日にニトリホールディングスがDCMを3割上回る1株5500円で島忠に対するTOBを実施すると発表しました。
DCMは買い付け予定数の下限を1947万7700株に設定していましたが、応募株数は3万2345株で、買い付け予定数の下限である島忠保有分を除く発行済み株式の過半数を取得できませんでした。
この結果、島忠を巡るDCMとニトリホールディングスのTOB合戦はニトリによる成立の可能性が高まりました。

島忠は11月13日にDCMへの賛同を撤回してニトリによるTOBを受け入れると発表しました。
投資家もニトリの提案を支持したもようで、DCMへの応募株数は発行済み株式の1%未満にとどまりました。
ニトリによる島忠株の買い付け期間は11月16日から12月28日までで、買い付け予定数の下限は50%としています。

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